この建物は築年数は不明ですが、50年前に大きな改装を行い、家の半分が町の病院として使われていた建物である。
今回の改修にあたって 建主の要望事項は、
○家を縮小して別荘として使用したい
○幼い頃の思い出の空間を大切に残したい
○豪雪地のため厳寒期には使用しない
○雪下ろしを止め、屋根や犬走りに融雪装置を設備する
○全開口部に雪囲いを設ける
この再生工事では雪対策が大きな比重をしめ、各部のデザインから工事期間まで全て関連することとなり、
設計者として雪国の生活の大変さを、深く勉強させられることになった。