関東屈指の温泉街がある湯河原の街の急な斜面を登り切った山の頂上近くに松藤邸はある。以前、移築再生した梅原邸と偶然お隣に位置する。梅原さんは以前「自然の中でこそ古民家は生き、古民家だからこそ自然を楽しめる」と云われていました。
松藤邸は、山梨県甲府市内に建っていた築約150年の大きな農家を移築再生したもので、将来は永住型の別荘に考えられている。松藤さんとの打合せの時いつもおみやげに頂いたものがある。手作りの野菜で、現在平塚市の住まいで作っていたもので、この家が完成した時にやはり畑を作って楽しみたいとお話ししている。
工事期間は大工さんがこつこつと行っていたので15ヶ月もかかっているが、その間中なぜかうぐいすが鳴いていたように思える。美しい自然に埋もれた住居である。