反田邸
所在地 埼玉県川口市 敷地面積 154.14u (46.63坪) 延床面積 57.97u (17.54坪) 1階 57.97u 2階 33.12u 主体構造 木造2階建 施工会社 (株) 家づくり工房 施工期間 2003.12〜2004.05
新材と古材梁 (工事中)
敷地は東と南側からほとんど陽光が望めない、他方は植木畑で建築予定がないようであるが、いずれ似たような規模の住宅が建つことが予想される。謂ゆる旗竿状の敷地である。とは云え付近はまだ充分に緑の残る新しい地区である。 設計に際しての要求は、予算内での大きなスペースとその内部に古材による梁架構を現すことであった。 古民家の再生の中で古材の部分的な再利用は、なにか民芸趣味的であるという固定観念が頭を離れない。しかし、素直な気持ちで主を失った古材をていねいに再利用していくうちに古材の一本一本に木の生命を感じることが出来、古家具や古建具にも名も知れぬ昔の職人さんの技量に感心させられ勉強させられるものである。
掲載雑誌/2005.03 やっぱり和風が好き No.9 パッチワーク通信社